赤ちゃんの大切なイベント
「お宮参り」
お宮参りは、赤ちゃんが無事に生誕1か月目を迎えたことを産土神(うぶすながみ)に感謝して報告し、こどもの健やかな成長を祈る行事です。初宮参り・産土詣(うぶすなもうで)とも言われています。
お宮参りの基礎知識
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1.お宮参りをする日
地域によっても違いますが、男の子は生後31日目、女の子は生後32日目が多いようです。
しかし、天候や休日等もありますので、最近では細かくこだわらずに、生後1か月頃に都合の良い日を選んで行うのが一般的です。
思い出の一日になるので、赤ちゃんやお母さんの体調とも相談して、良い日を選ぶのが良いでしょう。 -
2.お宮参りをする場所
一般的には、家の近くの神社に参拝します。最近では、伝統ある有名な神社を選んで参拝する人も増えています。
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3.お宮参りの方法
通常のお参り
申し込みなどは不要で、通常の参拝と同じようにお賽銭を入れてお祈りします。
祝詞をあげてもらう場合
事前に神社に連絡をして、申し込みをして下さい。
当日受付の神社もありますので、お参りに行く神社に確認をするのがよいと思います。神社のホームページに書いてある場合もありますのでご確認下さい。
当日は謝礼として初穂料を用意します。金額は参拝する神社によって異なりますが、平均的な相場は5,000~10,000円です。初穂料をホームページ上に掲載している神社もあるので、事前に確認しておきましょう。 -
4.お宮参りに行く人
基本は両親と父方の祖母で行きます
一般的には、赤ちゃんの両親と父方のお祖母さんが一緒に行き、父方の祖母が赤ちゃんを抱くのが習わしです。
お祖母さんが赤ちゃんを抱っこするのは、産後のお母さんに負担がかからないようにという意味合いもあると言われています。
最近では赤ちゃんの人生初めてのイベントなので、母方の祖父母も一緒に行くなどご家族の皆さまで行われることも多いようです。ご家族によって、さまざまな
お宮参りの形があります
お宮参りの服装
赤ちゃんの服装
伝統的なお宮参りの服装は、赤ちゃんに白羽二重の内着を着せて、その上に祝い着をかけます。
男の子
鷹や兜などが描かれた熨斗目(のしめ)模様が主流。
古典柄の鷹の初着
兜柄の初着
女の子
手まりや蝶が描かれた友禅模様が主流。
ご両親・祖母の服装
赤ちゃんをきちんとした祝着にする場合、両親や祖母の服装も正装が良いでしょう。しかし、最近では正装の留袖ではなく、訪問着、色無地(着物)など、略礼装にされる方も多いです。
両親と赤ちゃんだけでお宮参りをする場合は、父親がスーツで、母親が色無地(着物)などの場合も多くあります。
お母さん・お祖母さん
主役は赤ちゃんですので、控えめな色や柄を選びましょう。
お宮参りQ&A
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記念撮影はどうする?
フォトスタジオや写真館で写真を撮る場合は、早めに予約をしましょう。時期によっては人気の写真館がいっぱいで予約が取れなくなることもあります。また、当日は赤ちゃんと初めてのお出かけになるので、参拝だけでも体力を消耗します。そのため、前撮りや後日撮影もおすすめです。 -
お参りの後はどうする?
お宮参りの後に、家族で食事をする方もいらっしゃいます。その場合は、神社の近くでお店を探して予約しておくとスムーズです。 -
仏滅は避けたほうがいいの?
一般的に神社の参拝および祭事などと六曜は関係ないとされています。そのため仏滅だからお参りを控える必要はありません。赤ちゃんやお母様の体調、一緒に行かれる方々の都合を優先して大丈夫です。 -
お宮参りの次のお祝い事は?
生後100日頃に行うお食い初めがあります。「一生食べ物に困らずに生活できますように」という願いが込められています。生後100日頃に行うことが多いですが、お祖父様お祖母様、ご親戚が揃うのが難しいということでお宮参りの後にする場合もあります。
その後は初節句、1歳の誕生日、七五三とお子様のこれまでと更なる成長を願い、続いていきます。