【カネマタお題コーデ】お題「海」で振袖コーデ～着物屋泣かせの青緑色～

 

こんにちは

お客様からいただいたお題をテーマに

振袖をコーディネートする企画　第四弾！

 

今回は

ご参加ありがとうございました。

 

 

 

◆コーディネートのポイント～色選び～

着物は店内で一番実際の海に近いエメラルドグリーンっぽい

青緑色の振袖をチョイスしました。

海は海でも”賑やかな海水浴場”というより

ドラマや映画で登場する”静かな海”を想像してみました。

（なにか大事な話が始まるシーンですね…）

もっと華やかさや可愛さを出そうとすると

ピンクやオレンジを小物で取り入れたりするのですが、

今回は黄色や黄緑といった着物に割と近い色で

組み合わせました。（半衿も白ではなく薄い水色）

色で派手にしない分、ラインストーン付きの重ね衿を

取り入れて華やかさをプラスしています。

光の加減でキラッとするのが水面っぽいと思ったのですが

いかがでしょうか…？

 

 

◆コーディネートのポイント～帯～

帯の柄はもちろん流水文様。

シルバーにしようか黒っぽいのにしようか

悩んだのですが、着物の柄にそろえて

桜柄のオレンジっぽいゴールド系にしました。

 

流水文様や波文様は今でも広く使われている

現役の伝統文様なので色んなデザインがあります。

着物の柄とお揃いに、なんてこともやりやすいです。

 

 

 

◆貸衣裳屋泣かせの青緑色

実は青緑に限らず青、緑系は貸衣裳屋泣かせな色です。

（呉服屋さんも泣かされてるかも）

 

というのも青、緑系の色は

①日に焼けやすく

②そもそも数が少なく

③色が写真に写しにくい

のです。

 

 

①日に焼けやすい

壁や畳が日光や蛍光灯にさらされて

いつの間にか色が変わってしまっていた。

なんてことはありませんか？

 

同じことが着物でも起こります。

直射日光に当てたわけでもないのに展示している間に

光の当たっていた部分だけ色が抜けてしまったりします。

 

色によっても日焼けしやすい色、しにくい色があり

赤や黄色、黒は割としにくい色、

逆に青、緑系の色はとてもしやすい色です。

 

色が抜けてしまうと商品としてお出しすることが

出来なくなるので貸衣裳屋泣かせその１というわけです。

 

 

②そもそも数が少ない

在庫が豊富であれば多少数が減っても

お客様に十分選んでいただけます。

ですが、青、緑系の振袖はそもそも数が少ないのです。

染めやデザインの関係か、赤やピンクなどの色が多く

あまり青、緑系の新作が出てきません。（特に濃い色）

いくつか発表されても、最初から青や緑を着たいという方は

色へのこだわりが強いのでなかなかお眼鏡にかなう

青や緑色の振袖は増えないのです。

 

日焼けによって減っていくのになかなか増えない

貸衣裳屋泣かせその２というわけです。

 

 

③色が写真に写しにくい

これはカメラマン泣かせなのですが

青緑色は色が正確に写真に写りません。

 

 

 

純粋な青や緑であればキレイに写るのですが

カメラの機種やメーカーなどを変えても

青緑色は実物通りの色がなかなか残せません。

 

スタジオとして記念撮影もお受けしているので

せっかく選んでもらった衣裳をそのまま映したいのですが

難しく、貸衣裳屋泣かせその３というわけです。

 

 

◆まとめ・衣裳へのリンク

実は今回のお題コーデで選んだ着物も

実物はもっと緑よりの青緑色です。

カメラで美しいエメラルドグリーンの地を

写すことは叶わなかったので機会があれば、

ぜひ手に取って直接見ていただければと思います。

 

 

まだまだレンタル可能な振袖があります。

ネットレンタルもやっているので

ぜひ見てみてください。

2022年度の振袖も受け付けています。

ネットレンタルサイト

 

今回のコーデ

振袖No.６３０　￥１７６，０００（成人式利用）

￥８８，０００（参列、結納での利用）

レンタルはこちらから（衣裳ページに飛びます）

重ね衿　ラインストーン付き￥２，０００

 

各SNSでもお役立ち情報や衣裳を紹介しています。

Instagram　(振袖中心）:kanemata20

Instagram（その他衣裳）:kanemata_isyouten

Twitter:@Kanemata_Isyou