振袖でのトイレの行き方は?気をつけることは?
- 振袖
- 2020.02.28
振袖や着物を着た時に意外と困るのがお手洗いなんです。
振袖は袖も長く動きづらいので、狭いトイレの中に着慣れていない振袖で行くのは大変ですよね。
そこで今回は、覚えておいて損なし!振袖でのトイレの行き方についてご紹介いたします。
【覚えておきたい!振袖でのトイレの行き方】
(1) 襟元にハンカチを巻く
ハンカチかバンダナを三角に畳んだものを襟元に巻き、フェイスラインを保護します。この段階では、トイレの便器のフタは閉めたままにしておきます。
(2)クリップを用意する
クリップを胸元か帯に一度全部挟んで、いつでも付けやすいように準備します。
(3)袖をクリップでまとめる
袖(そで)の袂(たもと・袖の下側の端のこと)を持って、帯の部分でクリップに挟んで止めます。両袖を合わせて、中央で一つにまとめてもOK。もしくは片袖ずつを帯に止めます。振袖のように長い袖の場合には、三つ折り程度に折ってまとめましょう。
(4)裾を分けて持つ
着物の裾(すそ)の部分を、自分から見て左側(上前)→右側(下前)の順に一枚ずつめくって、左右の手に分けて持ちます。上から順に「振袖(着物)の左右」→「長襦袢(ながじゅばん)の左右」→「裾よけ(すそよけ)の左右」という順番です。
(5)筒状にめくってクリップで止める
両手の裾を持ち上げ、着物を筒状に裏返すようにめくります。体の前で左側(上前)・右側(下前)をそれぞれ帯(もしくは胸元)の部分でクリップではさみ、止めておきましょう。
(6)さらに着物をめくって腕で挟む
次の行程で便器に腰かけるので、フタを開けておきます。裾をさらに両手で裏返すように腰のあたりまでめくり、両腕の脇に挟みます。
(7)腰掛けて下着をおろす
便器に浅く腰掛けて、両脇を動かさないように固定したまま下着を下ろします。位置が固定できたら、用を足します。
(8)フタを締めてから洗浄
用を足したら便器のフタを締めて、水を流します。フタを開けたままだと水ハネが起きる恐れがあるので、必ずフタは事前に閉めてください。
(9)裾を元に戻す
クリップで止めておいた裾を外して、両手に持ち替えます。先程の反対で、「裾よけ」→「長襦袢」→「振袖(着物)」の順番に裾を下ろします。
(10)手を洗う
袖と襟元のハンカチはそのままにして個室を出て、手を洗います。手を洗う際にも水ハネが起きやすいので、不安な場合には袖をさらに後ろ側にクリップでまとめましょう。
【トイレ後は着崩れをしっかりチェック!】
〇着物の襟元の着崩れを直す
しばらく着ていると、どうしても歪みやすいのが衿元(えりもと)です。人から見た時、アルファベットの「y」の形がキレイに見えるように形を整えましょう。
〇裾のたるみを直す
座ったり立ったりしていると、帯の下の「おはしょり」が少しずつゆるんで裾(すそ)やお尻の部分がたるみます。「おはしょり」を引っ張って、裾を調整しましょう。
〇帯の位置ずれを調節する
動いているうちに、帯は徐々に下に向かって下がりやすくなります。特に振袖の場合は帯結びに重さがあるので、帯がズレがち。最初の位置を覚えておいて、上に引き戻します。
いかがでしたか?
トイレの行き方を覚えておくと、振袖を綺麗なまま保てますよ。
振袖を着る時は事前にトイレに行ったり、時間に余裕を持って行動するようにしましょう。
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