鮮やかな訪問着・初着(産着)で春のお宮参り親子リンクコーデ
- 訪問着
- 2019.02.17
昨日2月15日は、「春一番」の日でした。
画面の向こうで、そんなに風が吹いてたっけ?と不思議な顔をされてそうですね。
正確には「春一番の名付けの日」。
まだ日本が江戸時代の頃、1859年2月13日壱岐郷ノ浦の漁師53人が沖で突風に遭い亡くなる事故がありました。
それ以前から、郷ノ浦の漁師の間で春の初めの強い南風が「春一」と呼ばれており、これが「春一番」の語源とされています。
その後メディアで使われ全国に広まりました。
2月15日が「春一番の名付けの日」となったのは、1963年の朝日新聞朝刊で初めて使われたためです。
お宮参りも春の色で
毎年春を一番に感じるのは、いつの間にか冬の色から春の色にトルソーが様変わりしていた時です。
暖かくなる時期を待ってお宮参りに行く方も多いので、明るいパステルカラーで今回は親子コーデを組んでみました。
黄色とピンクの女の子用初着に黄緑のママ着物を合わせてみました。
初着の黄色の明るさと訪問着の黄緑の明るさが揃っているので、自然な組み合わせに見えます。
化繊ならではの利点と発色を楽しんで
パッと目に飛び込んで来る発色の良さは、2着とも化繊(ポリエステル素材)だからこそ。
前回の記事(失敗から学ぶ、失敗しないお宮参り親子リンクコーデ)では化繊ならではの発色が仇となり、失敗しましたが今回はOK!
トーンが揃った春らしい華やかなコーディネートとして成功しました。
またポリエステルなので、よだれや涙がうっかりこぼれても大丈夫。
貸衣装屋のスタッフとしては、汚れが落ちやすいので正絹より処理が簡単なんです。
返却されたママ着物の胸の辺りに、母乳らしきシミを見かけることもちらほら。
万が一汚れが落ちなかったらどうしようという不安が少しでも減ると嬉しいです。
せっかくの記念日に心配事は少ない方がいいですからね!
小物で親子のリンクポイントを
帯もかなり明るいゴールドなので初着の黄色ともマッチします。
若いママを想定して、お花の描かれた市松のモダンな柄にしてみました。
重ね衿と帯締めもピンクにして、親子でリンク。
帯揚げだけはクドくなるかなと思い、濃い目の黄色にしています。
まだまだ冷えるので、色だけでも季節を先取りして一番に春を楽しんでみてください。
使用衣裳一覧
訪問着No.596 ブランド【花わらべ】 緑地に枝垂桜 ¥24,800
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初着No.21 黄色にピンクの桜・手鞠・菊 ¥10,800
ネットレンタルはこちら
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