夏の結婚式。留袖にも夏物はあるの?夏に冬物を着てはダメ?
- 留袖
- 2019.08.04
こんにちは
全国的に梅雨が明け、一気に暑くなってきました。
これから結婚式を挙げる新郎新婦様や、参列者の皆さんは大変ですね。
特に留袖を着る予定のお母様は
「ちょっとでも涼しいものを着たい!」
「わざわざ夏物を着ないとダメかしら?」
なんてお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回は夏の結婚式での留袖についてまとめてみました。
季節に応じて3種類
どうせ着るなら少しでも涼しい留袖を着たくなるのは当然のこと。
着物にも洋服と同じように夏物が存在します。
今では特別な日の衣裳のようになっていますが、もともと着物は季節に応じてふさわしいものを着るのが普通でした。
現在でも一年を3つに分けて着こなします。
10~5月・・・・・・「袷(あわせ)」
裏地つきの着物。一般的によく見かけられる、スタンダードなもの。
6・9月のみ・・・「単衣(ひとえ)」
袷の裏地だけがない着物。同じ表地なので、見た目も袷と変わらない。
7・8月のみ・・・「絽(ろ)」
隙間を空けて織られた、薄い透き通った着物。軽い。
夏には夏物を着るべき?
本来は着る時期によって種類を変えるのが正しいとされています。
が、今ではそれほど気にしなくて大丈夫です。
ご自身でお持ちの方はほとんどが袷で、単衣や絽の留袖を持っている方はほぼいません。
せっかく作ってもらった着物だから・・・ということで真夏であっても袷を着るお母様方もいらっしゃいます。
そういう場合は長襦袢をポリエステルなどの化繊ではなく、綿素材にするだけでも快適になります。
レンタルをお考えの場合は、それぞれの利点を考慮して選ぶのもいいと思います。
袷・・・ 着る時期が長い分どのお店でも色や柄が豊富で、選ぶ楽しみが広がります。
サイズ展開も多いので、背の高い方や大きいサイズの方にもオススメです。
絽・・・ 生地自体が薄く軽いので身にまとった時、楽に過ごしていただけます。
透け感もあり、目でも涼しさが伝わってきます。
ご自身のをお持ちの方でも、気温や体調によって夏物のレンタルを考えてみてもいいかもしれません。
絽を着る時の注意点
ただ写真を撮る時、絽は胸元や袖など全体が白っぽく写ります。
柄の部分も生地の隙間によって薄くなりがちです。
ご両家並んで写真を撮るという時、一方のお母様だけ薄く白っぽく写って浮いてしまっている
というようなことがないように事前にどういったものを着るのか、打ち合わせをしておくといいと思います。
まとめ
・着物にも夏物はある
・夏であっても冬物(袷)を着てもOK
・絽を着る時は写真写りに注意
・着る衣裳の種類をご両家で合わせておくと安心
いかがだったでしょうか?
まだまだこれからが夏本番。
参考にしていただければと思います!
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